2021年12月23日木曜日

トルコの預金制度は財政破綻の可能性もある

 トルコの預金保護策は良い策にみえても実はかなり危ない策です。というのも、もし仮にトルコリラがこれから急に騰がって、そこでリラ定期が大量に買われたとします。そしてまたふたたび何かのニュースでトルコリラが例えば20%暴落した場合、政府が損失を負担するわけですから、個人の資産が大量にトルコの定期ともしなった場合に、その後にトルコリラが暴落したら、それと同時にトルコがデフォルトということになる施策なわけです。

定期預金がいつ開始されるかにも依りますが、トルコリラは今後ジリ上げを継続していかないと却って財政危機を招くという結論になり、もう後戻りは二度と出来ないことになります。

リラが上がれば上がるほど危機が増大するということですよね。

非常に危ない施策なのかも知れません。