2021年12月30日木曜日

もはや利上げしかトルコリラは上がらない

 預金保護策を打ち出してからの5~8%位の下げはかなりの痛手でしょう。リラに替えたは良いもののやっぱり下がったじゃないか!という個人にリラ安のイメージをさらに植え付けてしまう結果となりました。

そしてこのままの水準で1月20日頃まで推移したら今度は為替損失の補填金を国が用意しなくてはならない。いくらになるかはまだわからないですが、現在でも一時の暴騰時よりも8~15%下がっているから大変な事態になります

国が個人預金の為替損失をヘッジするなんて本当に前代未聞の策ですが、利上げを断固として認めない政府は、利上げをスムーズにしていた方がどれだけ歳出削減につながったか図り知れません。

本日乗り切れば来年ですが、まあ年明けも8円台までいくか、10円台を回復するかわからない相場となりましたね。