トルコの政策金利、今月は20日です。
今回はトルコ中銀総裁がだか財務相だかが、いったん利下げのフェーズは終えて検証時期と言っていましたが、その後のエルドアン大統領の発言は利下げを来年も継続と言っていたので、少し考え方にずれがあります。
でもエルドアン大統領の腹は、預金保護策によってリラが大幅に上昇しているだろうというのがあった筈で、実際フタを開けてみれば、再び下落という過程なので、今度利下げしたら大変なことになること位は理解しているだろうと想います。
また収まる筈のインフレはさらに悪化し、国民からも不満爆発。で出す答えは「利下げなし」「現状維持」となる可能性が高いのですが、市場は利上げなしだとさらに売り煽りにかかるのではないかなと私はみています。
ここで利上げすれば、大統領も改心したかということで、一挙にリラが回復するのでしょうけど、エルドアン大統領の性格からするとそれはまずないとみています。