2021年3月10日水曜日

FXの心理学

 私は大学時代に哲学と心理学を専攻して、両方とも「5」を頂戴しました。

FXを始めてすぐに感じたのは、FXは人間の心理学を利用したかなり際どいギャンブルだということです。

売り方さんの心理学は、ポジションから下に行くと利益が増し上にいくと損失ですから、下に行けば下に行くほど利益が増すので、手放したくなくなりやがて上に行って利益が減ると慌てて手放したり、手放し損ねて上昇してマイナスになった時に悔しい思いをする。

買い方さんの心理学は、ポジションから上に行くと利益が増し下ににいくと損失ですから、上にいけば上に行くほど利益が増すので、手放したくなり、やがて下に行って利益が減ると慌てて手放したり、手放し損ねて下落してマイナスになった時に悔しい思いをする。

youtuberさんのやり方は、移動平均線を超えて移動した時に逆張りをして、さらに平均線より乖離した時に必ず損をする。

本当に際どいものですよね。

そこで私が考えたのは、私は所謂スワップ派ですが、それは「買い方」に属するわけなので、そこで考えました。

 「上昇した時のみならず、下落した時にも喜べないか?」

先日の15.2から13.9まで一気に数日で落ちるという経験則を取り入れて、14.0台では買いを入れずに、15.3まで待つことにします。そこでこう考えるのです。

 「上昇しても天国、下落(14.1~13.9)した時に買い増しをしたいから下落も是非カモーン!」 と

つまりは、上に行ったら何もしないでも天国だし、下落しても13.9までだったらそれはそれで買い増しのチャンスだからそれもokだということ。

もし買い方さんが、「上にいっても、下にいってもok」という気持ちになれたら、それがいわゆるFXで勝てたということなのではないか? ということです。

今はまだまだ14.2前後だから、「下にいっては13.9以下になる確率が高いから、困る」という心理なので、ここで不安感があり、勝てたとは言えないのですが、これが15.3付近までもし上昇していたならば、その時点で、下落待ちの姿勢、つまりは、売り方さんの心理と共通心理となり、私が想像するにはその時点で「勝ち」であり、「天国」なのではないか?と思うのです。もちろん昨日の下落がレンジ幅いっぱいだというにはまだまだ証明が必要ですが、すくなくとも80%位確率でのリターン率だとは思います。

同様にして、ランド円は7.35位を超えたら6.9割れの確率はぐんと減りますので、ランド円も7.3超え待ちが正解だと思います。

FXはこの想定レンジを遥かに超えた時にポジションがあれば勝てるということ。

Youtuberさんがやっている移動平均線を超えた時に大損するのとは反対の、アンチテーゼの理論の応用が、私のやっているスワップ派の基本的な理論になっているのが面白いですね。