2021年11月27日土曜日

トルコの副財務相の言っている意味

 ロイターの記事に書かれていた内容では、国内の輸出産業が好況になって税収が増えた分をエネルギーや原材料の購入の資金(支援)に充てるというような内容で、実体経済に混乱を生じさせているのはあくまで攻撃によるものと、まあエルドアン大統領の意見を代弁したような感じではある。

輸出はめちゃくちゃ増えて、企業も政府も収益や歳入の増加が見込めるが、為替レートがそれ以上に下がっていたら実際に札束は増えたけど価値が低減するという悪循環になるから、その敷居値がどのくらいなのかが我々が知りたいところ。

この1週間での暴落がさらに続くようであれば、それこそ混乱しか残らないような気がするが、貿易統計や失業者の改善と消費者物価指数の伸びで、市場はどう判断するのだろう?

昨日の下落は新興国全般に襲ったコロナ新株と米国のテーパリングの加速予想からの投げ売りなので、月曜日は少し持ち直すかも知れません。問題は12月に発表される各統計と、再度の利下げの幅がどのくらいかに依るのかも。

とりあえず5万通貨でも10万通貨でも、少しでも多く残ればなあと想います。