エルカン総裁は「ゆっくり安定的に」従来の金融政策に回帰させるみたいな発言をしたようですが、明らかにエルドアン大統領への配慮?でしょうか。今の段階でゆっくり利上げしてどれだけ市場にトルコリラの信頼を取り戻せるかは疑問です。でも極端に利上げしようものならば、またエルカン中銀総裁はエルドアン大統領に左遷されて、その勢いでトルコリラはさらに暴落して5円を割ってしまうかも知れません。
エルドアン大統領に左遷されないギリギリの線でリラを回復させたいのでしょうが、金利だけではなく、さらに別な対策も明日発表されるのでは?と少し期待を抱いています。
リラの需要を増やす何か別な対策と同時に発表されれば、今の水準からそんなには下がらないだろうと予想しています。