2024年6月8日土曜日

来週の動きはどうなるか?

 先週の急落は円高のせいもあったようですが、同時にエルドアン大統領が中銀総裁を解雇するのは無効とした裁判所の判断が最初好感されずに下落したというのもあったようです。

よく考えれば今の引き締め姿勢を継続している中銀が解雇されようものならば、リラはまた再び下落するところですが、この判決によって解雇されないことが担保されれば、今の引き締め姿勢は遠慮なく継続されるということになり、為替にとってはリラが有利に働くハズです。

またそんなこともあり、先週の月曜日にはドルリラが32.6まで行きましたが、今の状態で再びそこまで上がるにはニュースが足りないような気がしますので、来週はなんとかヨコヨコからドルリラは回復傾向に推移していくのではないか?という期待もこめて予想をします。

景気の悪い中、日銀が強引に利上げ姿勢をとるなどということもあまり考えにくく、来週はジリジリとリラが持ち直してくる相場を予想します。一週間持ち直してくれれば、先週の損金分はスワップで回収できるので、また翌週以降の下落相場には少しは耐えられるようになります。

次回のリラの指標の発表時には、インフレ率が少し下がっていないとトルコ中銀のインフレ率低下の予想が証明できないので、リラは再び下落する可能性もありますが、私は7月から回復という予想を立てていますので、なんとかインフレ率も低下してくれると良いですね。