下値への耐力(対応力)強化と、ロット増しの両対応を強化するための方程式はあります。
毎日入るスワップに対してロット増しをしなければ、下値への対応力は毎日強化されていきます。またスワップが入った分でバンバンロットを増やしていくと、下値への対応力はロットを増やした分だけ減ります。
この相反する両方を強化する方程式については、リラ円単独で持っている場合には、表計算ソフトで簡単に計算することができます。
為替が0.001下がった時の維持率の変化を表計算ソフトに入力するだけです。
0.01はその10倍、0.1はその100倍 維持率は減っていきます。
単独通貨1本で勝負されている場合には、下値への耐力についてこれで計算でき、たとえば110%を割り込むのは為替がどの値になった時か?とか、100%を割り込むときは為替の値はいくつか? というのも簡単にシミュレーション可能になります。
またロット増しについての方程式はちょっと難しくてまだ完成していないのですが、10ロットを追加した時に必要になる保証金は外為どっとコムでは、2,000円なので、日々のスワップで7,000円入るとしたら、そのうち約28%の2,000円を使って1万通貨を買った場合には、ほぼ下値対応力は変わらずで推移可能になる筈です。
私が以前計算した時には、その値が確か26%だったと想うのですが、算数に詳しい方はご自身で確認してみてください。
つまり毎日1万通貨買い増ししても、下値への対応力が変わらないならば、想定下値の下限で100%は必ずキープできるようにして、最大のロットに増やしていけば良いのです。
日々下値にポジションを寄せていれば、ポジション移動により損切値への考慮は少なくて済みます。しかしその損切額分を考慮すると、26%も投資できなくなるとわかるでしょう。
結構難しい計算ですが、精神的に安心感を得たい方はどうか維持率管理表も作ってみてください。